生きものばんざい

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ウソ

先月の話です。

久しぶりに山へ撮影に行ったら、
撮影ポイントには大勢のカメラマンの姿が…

私は人とつるんで撮影に行くということを全くといっていい程しないので
(別に深い理由などありませんよ)、当然情報もありません。
だから撮影に行って一日粘っても、何も撮れないことなんかしょっちゅうです。


なので、近くにいた人に
「何が出るのですか」?と聞くと、「何と!ウソがいる」とのこと。

「んっ、ウソってなんじゃ?」と思われる方もおられるかと思いますが、
ウソという名前の鳥がいるのです。

この鳥、夏は亜高山帯で暮らして、冬になると餌を求めて低山帯に降りてくるので、
関西では冬場に観察されることが多いと思います。
ただ数がそんなに多くはないので、なかなか出会う機会がなく、
実際私も以前北海道で一度、あと声だけ金剛山で聞いたことしかありませんでした。
(それはお前が出不精なだけやないか!という声も聞こえますが…)

その鳥が見れるかもしれない!
期待と不安で待つこと数時間…

谷を挟んだ向かいの山の斜面辺りから「フィッ、フィッ」という口笛に似た声が
聞こえてきたかと思うと、数羽の群れが我々が待つ山の斜面に飛んできました。

しかし…

群れが舞い降りた場所は、私から距離にしてゆうに20メートルはあり、
おまけに日陰、しかも見あげるアングルという撮影には最悪の条件でした。
が、悲しいかな、だめもとでシャッターを切り続けました(笑)。
結局ボツ写真を大量生産するハメに…

ついついシャッターを切ってしまう…
はい、アマチュアです(笑)。

唯一お見せできるのがこの1枚でしょうか。
(これもトリミングしてあります)

20090111uso-1.jpg

この頬の紅色、お腹から背中にかけての柔らかなグレーに、頭の黒、
北海道に住むタンチョウと並んで、日本的な色彩のこの鳥が私は大好きなのです。

そういえば、
以前行った個展の会場で、来られた方に「ウソは描かないのですか?」と
言われたことがありました。
でも実際にじっくり見たことがない種類を描ける筈がないので、
「いつか描きます」という曖昧な返事しかできなかったことを覚えています。

しかしなかなかいい写真が撮れんなぁ~。
というか、そもそも出会い自体が少ないなぁ~。


まっ、そのうち素敵な出会いがあることを期待しましょう!
自然とは、生きものとは、そういうものでしょう!
(無理やり納得してますが…)


だけど…


私の作品にウソがラインアップされるのはいつのことだろう。

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