生きものばんざい

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息を呑む戦い

先日、箕面の山パトロール隊のクリーンハイキングに参加してきました。

この日は箕面にあるNPO法人 箕面こどもの森学園の子供さんたちが
授業の一環として、特別に参加。
小学2年から5年生までの男女5人、引率の先生2人の参加でした。


当然、小学生ぐらいの男の子といえば…

そうですよね、生きもの好きです。

と、くれば、当然…

そうですよね、私と同じです。


最初は少し遠慮がちだった彼らも、私の生きもの好きに気づくや
それからはず~~~~~~~~~~~~~っと離してくれませんでした(笑)。



私が生きものに詳しく、おまけに写真を撮るものだから、
まぁ生きものを見つけるや否や

「あっ、カエルや撮って!」
「あっ、ショウリョウバッタや、撮って!」
「あっ、ハチや撮って!」
「あっ、ホタルガ(詳しいなぁ)や撮って!」

あれ撮れ、これ撮れ等々…
それにまぁ、よー見つけるんですわ。

挙句の果てには…

「こっちの道の方が面白そうやから、こっち行こう」
「みんなに追いついたら面白くないから、もっとゆっくり行こう」
「ゴミ全然無いからおもしろくないなぁ」

まぁ、にぎやかでした。
それにしても、最近子供づいてるなぁ(笑)。


そんな時、私の後ろで「ぽとっ」と何かが上から落ちてきた音がしたので、
地面を注意深く探すと…

20090914oosuzuembati-2.jpg

オオスズバチとオオカマキリの戦い…
というよりも、オオスズメバチがオオカマキリを捕らえて食べようとしているところでした。

20090914oosuzumebati-1.jpg

さすがのオオカカキリもオオスズメバチの前では全く歯が立たず、
アッという間に頭を切り落とされてしまいました。
その間、ほんの1~2分。

「お~い、これ見てみ」
「ほら、すごいやろ、皆生きるために必死なんやで」
子供と一緒に観察しました。
もちろん安全な距離を保ちつつ。
さすがの男の子も初めて見るらしく、息を呑んで見入っていました。

自然のすごいところは何一つ無駄がないということ。
それぞれが絶妙のバランスを保ちつつ、皆が生きているということ。

日本の山野からオオカミがいなくなり、今クマも日本各地で追い詰められています。
山は安全であって欲しいですが、ヒトにとっての”天敵”がいなくなると
ヒトは山を怖がらなくなり、”自分達の物”だと錯覚するかもしれません。
オオスズメバチやマムシが山にいるからこそ、かろうじて日本の山が
健全な姿を保っているのではないかと私は思っています。

オオスズメバチは確かにヒトにとって危険な生きものであるには違いありませんが、
彼らの本当の姿を知って行動を理解することが何より大切。
オオスズメバチがいなかったら、カブトムシやクワガタムシが好む樹液だって
出ないのですから。


子供達が一日山を歩き、ゴミを拾い、生きものを見つけ、何を感じ、何を思ったか。

この子達が大きくなる頃、山や川や街がどうなっているのか…

今よりもっともっといい環境にしたいものです。



本当はもっと時間をかけて観察したかったのですが、何せ団体行動の最中。
皆さんに迷惑をかけるといけないので、その場を後にしました。
ちょっと残念…


年甲斐もなく、子供達とはしゃぎまわったため、
翌日整骨院でマッサージしてもらったのは言うまでもありません。

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