生きものばんざい

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判定役

今年は国際生物多様性年。

10月には名古屋で生物多様性条約締約国会議(COP10)が名古屋で開かれます。
「生きものはたくさん、いろんな種類がいるほうがいい」といっても、
殆どの人が実感として沸かないのではないでしょうか。

そこで、生きものの価値をどう見極めるか…

生物多様性を、生きものを使って数値化しわかりやすくしようとする動きが始まっています。

1/14付の朝日新聞に
”東京都心の虎ノ門・六本木地区で大規模な再開発が進められているが、
日本生態系協会がこの事業に「生物多様性の価値を過去より大きく高める計画」という
日本初のお墨付きを与えた”という記事が載っていました。

ひとことで言うと、
再開発をすることにより、元の生態系より価値が上ると判断されたということ。


どういうことかというと…


生きものがどれくらい住めるかということは、その土地の植生に左右されます。
その場所の過去の植生を1年以上調べ、また再開発後の植生を予測。
そして、あらかじめ選ばれた生きものを判定役とし、
それぞれの「生きものごとの住みやすさ」数値化することにより
開発後の生態系がどう変化するかを見極めようとするということらしいです。


今回の場合、あらかじめ選ばれた生きものというのが
「シジュウカラ、コゲラ、サトキマダラヒカゲなどの5種類」とありました。
都会だから今や都市鳥とも呼ばれるシジュウカラ、コゲラは想像できましたが、
私の目に止まったのは最後の”サトキマダラヒカゲ”でした。


皆さん、”サトキマダラヒカゲ”と聞いてどんな生きものかご存知でしょうか?
カブトムシやクワガタムシが住むような雑木林に生息し、
クヌギやコナラの樹液などを餌としている、ジャノメチョウ科に属するチョウの一種で、
まとまった樹木の少ない街中で目にすることはほとんどない生きものなんです。

2010126kimadarahikage.jpg


「へぇ~、渋いのを判定役にしてるなぁ~」
私がこの記事を読んで思った第一印象でした。


サトキダラヒカゲが住める街中の緑…
上手くいえませんが、何となくいい感じがします。

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