生きものばんざい

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駅にて

すべての種類ではないが、一般的に昆虫は灯りに集まる習性がある。
夏の夜なんかに窓を開け放てば色々な虫が飛び込んでくるのを
経験済みの方も多いだろう。

なので虫好きな人間ならば、外灯の下なんかには条件反射的に目が向いてしまう。
もちろん私も(笑)。

ネオン輝く大都会では明るすぎて(もちろん虫がすめる環境も少ない)
虫もそういないだろうが、山が近く緑が残っている私の住む街では
気をつけてると意外な場所でそういう虫たちと出会うことがたまにある。
しかも、大物と。

先日も梅田から帰る途中、乗り換えのためいったん降車した阪急電鉄石橋駅で
蛍光灯に向かって飛び回る虫に気づいた。

「おっ!なんや?でも大物や。クワガタか?」

乗り換えのため電車に急ぐ人たちの流れから離れ、捕獲。


20120726nokogirikamikiri.jpg
5cmほどのノコギリカミキリ

山ではちょこちょこ見かけることがあるのですが、
まさかこんな街中の駅にいるとは…

どこからか飛んできたんだろうが、そのまま離すと人に踏まれるのがオチ。


いったん家に持ち帰り一泊してもらい、
翌日彼女を逃がすためだけに、山裾までいきました。

そして数日後の夜。
今度は地元の桜井駅で見つけたのがこれ。

20120726miyamakamikiri.jpg
こちらも5cm強の大型のカミキリの一種、ウスバカミキリ。

こちらは緑が多い街中の公園などでも発生しているらしいので、
近くから飛んできたんだろう。

もちろん捕獲して、庭で撮影。


灯りがあるところは人や車が通るところ。
そのままでは踏まれてしまい無残な姿になることは想像つくので、
そうしたところで虫たちに出会うとついつい捕まえて、
安全なところまで持っていき放さないと気がすまないんです。

知らない人が見たら、こう思ってるのは間違いない。

「あの人、何してるんやろう…」と。


7年前の夏の夜、同じ阪急石橋の駅で、
なんと雄のカブトムシがいきなり私の肩に止まったこともありました。
まるで私を虫好きとわかってたかのように。
もちろんその時も山まで逃がしにいきました。


自然豊かな地方の駅などではこういうことは珍しくもないだろうけど、
このあたりではそうそうあることではないだろう。


たかが虫といえども、やはり命あるもの。
助けてあげても、その後どうなったかは知る由もありませんが、
天寿を全うしてほしいものです。



鶴の恩返しではないけど、”虫たちの恩返し”なんてものがないかなぁ(笑)。



小さい頃、たくさんの虫を捕まえて標本にしたり、
飼っても死なせてしまったことも数え切れないけど…




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