生きものばんざい

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2019年も終わり

2019年もあと少し。

流れてくるニュースは混沌とした世の中を感じさせるものばかり。
温暖化がますます進行し災害が頻発しているというのに、
利己主義ばかりのトップたちは目の前の欲にまけ
何も決められずその姿は目を覆いたくなるばかり。

ほんと年々ひどくなる一方で
明るい未来を期待しろという方がどだい無理な話というもの。

しかし、ひどいなぁ…

さて、そんな年もあと数時間。
私にとって今年一番の出来事は何と言っても
中学生の時の先生が暮らす生きものあふれる土地に行けたことでした。

私がいつも気にかけている”身近な生きもの”は
残念ながら私が住む場所からは年々その姿は減るばかりですが
そこはそんな”身近な生きもの”たちが普通に暮らす場所でした。

それこそ私が昆虫採集に明け暮れていた今から40数年程前の
大阪北摂の景色を思い出させてくれました。


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ウラギンがあちこちに

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ナキイナゴもうじゃうじゃ

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ササユリも元気いっぱい

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キアゲハも乱舞

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初見のモートン

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薪にはカミキリがいっぱい(これはワモンサビカミキリ)

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スジボソヤマキは数十年ぶりの再会

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管理されているビオトープにて先生ご夫妻


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畦を歩けばバッタがピョンピョンなんて
本当に久しぶりの体験でした。
もちろんその裏には色々なご苦労があると伺いましたが
生きものたちに優しい環境をこうして意識して整えれば
まだまだ生きものたちの元気な姿を見ることができるんだなぁ
と実感できた3日間でした。

その他にもKさんと共に行った宮崎でのサシバの鷹渡り、
蝶好きな幼馴染の案内で出会えたギフチョウやウスバシロチョウ、
地元のYさんの案内でアオサナエを見れたこと、等々
フィールドに出る回数はそう多くなかったけど
印象的な生きものたちに出会えた2019年でした。



そうそう、年明けは個展があるのです。

谷上裕二 油彩画展 -輝いている、小さないのちー
2020年1月15日(水)~21日(火)
10:00~19:00
(最終日は16:00閉場)
静岡伊勢丹 6階 ザ・ギャラリー



谷上裕二静岡伊勢丹2020DM(カラー面)

谷上裕二静岡伊勢丹2020DM(宛名面)


来年はここ静岡を皮切りに4月に熊本、9月に博多、12月に仙台で開催予定です。
初めての場所が多く、私も楽しみです。

来年は災害のない穏やかな年であってほしい、
心からそう思います。

皆様、よいお年をお迎えください。

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