赤とんぼを想う
世間では秋といえば紅葉なんだろうけど、
私の場合はやはり赤とんぼ。
しかし赤とんぼを探しにわざわざ遠出しないといけないなんて
以前は考えもしなかった。
先日、気象庁が行ってきた生物季節観測が縮小されるというニュースがあった。
特に動物系は全て廃止とのこと。
普通の生きものを発見できなくなってしまったというのが理由。
見れなくなったから廃止というのは全く腑に落ちないのだが、
まぁその話はさておき…
ツバメ、ウグイス、ヒバリ、トノサマガエルにエンマコオロギ、そしてアキアカネ等々。
そりゃそうだろうなぁ…
私が小学生の頃には子供たちの格好の遊び相手であり、
季節を教えてくれる、そういう生きものたちの減少は目を覆うばかり。
かつては身近だった生きものたちがいなくなるということが
どういうことなのか、関心ない人が多いよなぁ。
メディアの取り上げ方も小さいし…
よく耳にする”そういえばいないなぁ”というフレーズ。
まぁ、それがいなくても生活にはなんら支障がないから無理はないのだけど、
その無関心さが異常に虫う嫌う人や命の大切さを実感しないまま成長する人の多さに
どこかで繋がっているような気がしてならない。
有効な手を打てないまま加速する普通の生きものたちの減少は
もう止めることができないのだろうか。
地方からは人が流出するばかりで、私が生まれ育ってきたような
大都市近郊の街からは人口流入や世代交代により
土や自然の緑の空間は消失する一方。
かろうじて残る緑と言えば公園、寺社、街路樹、河川敷等。
それに、もうすでに”かつてはいた”ということすら
知らない世代に子育て世代の中心は変わっている。
自然系の生きもの探しや体験イベントなんかは
結構人気あるみたいだけど(中身にもよるが)
それを経験した子供たちが自分で”復習”する子がどれぐらいいるのだろうか。
やろうと思ってもそれを実践できる場所が
身近にはなかなかないのではないだろうか。
田んぼや空き地、池や庭付きの家が消えていくのと
同じく消えていった生きものたちの如何に多いことか。
先日訪れたある場所でも池の護岸工事が行われていて
まぁ見るも無残な光景が広がっていた。
そこには絶滅危惧種がいるというのに、だ…
そしてこのところ、
私が行く赤とんぼのいるところですらどうも様子がおかしい。
見た目は変わってないように見えるところでも
赤とんぼそのものの数自体がやはり少ない…
もちろん過疎化、農家の後継不足、ネオニコや耕作放棄、
乾田化に野生鳥獣、外来生物による被害、異常気象等々
様々な理由がからんでのことだろうけど、
小さい頃から慣れ親しんできた赤とんぼの
この現状はあまりにも切ない…
赤とんぼがたくさんいる場所って、
空気もいいし水も美味い、ということはもちろんお酒も。
ホント気持ちのいい素晴らしい場所なんだけど…
来年の秋、今年よりもっと遠くまで
赤とんぼを探しに行く必要がないことを祈るばかり。
ちなみに、
この辺りではお盆の頃から急増する
ゴルフ場や河川敷なんかをフワフワ飛んでいる
橙色のトンボはウスバキトンボで、
夏の暑いさなか公園の池なんかに普通にいる
深紅のトンボはショウジョウトンボといって
両種とも赤とんぼ(アカネ属)ではないことを付け加えておきます。
皆さん、この秋赤とんぼと戯れましたか?











私の場合はやはり赤とんぼ。
しかし赤とんぼを探しにわざわざ遠出しないといけないなんて
以前は考えもしなかった。
先日、気象庁が行ってきた生物季節観測が縮小されるというニュースがあった。
特に動物系は全て廃止とのこと。
普通の生きものを発見できなくなってしまったというのが理由。
見れなくなったから廃止というのは全く腑に落ちないのだが、
まぁその話はさておき…
ツバメ、ウグイス、ヒバリ、トノサマガエルにエンマコオロギ、そしてアキアカネ等々。
そりゃそうだろうなぁ…
私が小学生の頃には子供たちの格好の遊び相手であり、
季節を教えてくれる、そういう生きものたちの減少は目を覆うばかり。
かつては身近だった生きものたちがいなくなるということが
どういうことなのか、関心ない人が多いよなぁ。
メディアの取り上げ方も小さいし…
よく耳にする”そういえばいないなぁ”というフレーズ。
まぁ、それがいなくても生活にはなんら支障がないから無理はないのだけど、
その無関心さが異常に虫う嫌う人や命の大切さを実感しないまま成長する人の多さに
どこかで繋がっているような気がしてならない。
有効な手を打てないまま加速する普通の生きものたちの減少は
もう止めることができないのだろうか。
地方からは人が流出するばかりで、私が生まれ育ってきたような
大都市近郊の街からは人口流入や世代交代により
土や自然の緑の空間は消失する一方。
かろうじて残る緑と言えば公園、寺社、街路樹、河川敷等。
それに、もうすでに”かつてはいた”ということすら
知らない世代に子育て世代の中心は変わっている。
自然系の生きもの探しや体験イベントなんかは
結構人気あるみたいだけど(中身にもよるが)
それを経験した子供たちが自分で”復習”する子がどれぐらいいるのだろうか。
やろうと思ってもそれを実践できる場所が
身近にはなかなかないのではないだろうか。
田んぼや空き地、池や庭付きの家が消えていくのと
同じく消えていった生きものたちの如何に多いことか。
先日訪れたある場所でも池の護岸工事が行われていて
まぁ見るも無残な光景が広がっていた。
そこには絶滅危惧種がいるというのに、だ…
そしてこのところ、
私が行く赤とんぼのいるところですらどうも様子がおかしい。
見た目は変わってないように見えるところでも
赤とんぼそのものの数自体がやはり少ない…
もちろん過疎化、農家の後継不足、ネオニコや耕作放棄、
乾田化に野生鳥獣、外来生物による被害、異常気象等々
様々な理由がからんでのことだろうけど、
小さい頃から慣れ親しんできた赤とんぼの
この現状はあまりにも切ない…
赤とんぼがたくさんいる場所って、
空気もいいし水も美味い、ということはもちろんお酒も。
ホント気持ちのいい素晴らしい場所なんだけど…
来年の秋、今年よりもっと遠くまで
赤とんぼを探しに行く必要がないことを祈るばかり。
ちなみに、
この辺りではお盆の頃から急増する
ゴルフ場や河川敷なんかをフワフワ飛んでいる
橙色のトンボはウスバキトンボで、
夏の暑いさなか公園の池なんかに普通にいる
深紅のトンボはショウジョウトンボといって
両種とも赤とんぼ(アカネ属)ではないことを付け加えておきます。
皆さん、この秋赤とんぼと戯れましたか?










