生きものばんざい

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ライトトラップ

梅雨が明けたと思ったら
連日いきなりの酷暑。
いやぁ~、前々から言ってるけど
本当にヤバイ感じがひしひしと迫ってきている。

まぁその話はキリがないので置いといて、
熊本での個展、無事終了しました。
個展はもちろん訪れるのも初の熊本でしたが、
飛行機からみた阿蘇の緑の綺麗なことにまず感動し、
木をふんだんに使った熊本空港も素敵でした。
鳥や自然好きのお客さんとの楽しい会話や
同級生がわざわざ博多から来てくれたり
そして、夜は馬刺しをはじめ美味しい料理を堪能してきました。
会場である鶴屋さんを出た通りから見える
熊本城のカッコよさはなかなかだったなぁ。
今回は会場とホテルの往復だけで終わったけど
次行く機会があったらもう少し色々回ってみたいと
思わせる、そんな土地でした。

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熊本での個展を終え帰阪してからは
たまっていたり、待ってもらっていた撮影や諸所の用事が山積み。
そこに父親を病院に連れて行ったり、姪のピアノ発表会の見学やら、
車検に自分の歯医者、暑い中の溝掃除まで含めて
バタバタが連続していたここ2週間ほどでした。

そんな中、「ライトトラップに行きませんか?」と
思ってもみない嬉しいお誘いを受け、
もちろん二つ返事で連れて行ってもらってきました。

ライトトラップとは、
光に集まる昆虫の習性を利用して
彼らをおびき寄せる方法のことです。

今はテレビから全く見なくなったあの
カマキリ先生こと香川照之が
”昆虫すごいぜ”のミヤマクワガタ編でも
行っていたアレです。

昆虫写真家の海野和男さんが
オウゴンオニクワガタを呼ぶために
東南アジアの方で行っていたアレです。

私の他には子供連れの2家族と、
主催してくれた方が2人。
場所は箕面ではなくお隣兵庫県のとある場所。

日が暮れ水銀灯が夜の闇を照らすと、
次から次へと、いやぁ~来るわ来るわ、
大小様々な昆虫がやってきました。
子供たちの歓声と共に私の心もちろん
子供時代に返ってました。
BGMのウマオイも昔を思い出し気分があがったなぁ(笑)

虫に興味のない方には絶対に分からないでしょうが
虫好きにしたらこれほど楽しい時間はないんですよ(笑)

その数時間、私が観ただけで50種は軽く超えてました
名前の分からない小さい種含めるとどれぐらいになるんだろうか…

それでは虫のオンパレードです(笑)

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手のひらサイズのシンジュサン

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かと思えば小さいサイズのカドマルエンマコガネ

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初見のオオコフキコガネ

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ケラもいつ以来だろうか

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ウバタマコメツキ

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こちらも手のひらサイズのヤママユ

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アカアシオオアオカミキリ

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もひとつ大きいサイズでオオミズアオ

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貫禄のミヤマクワガタ

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カタジロゴマフカミキリ

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クロカミキリも超久々

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マルホシシラアツバ

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オオトモエ

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カギシロスジアオシャク

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立派なコクワガタ

そして、私が絶対に会いたかったのがコレ

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日本産カミキリの中では
最大の大きさの一種であるミヤマカミキリ。
夜行性であるため日中に出会うことはなかなかなく
私がこれに最後に出会ったのは30年ほど前。
まぁ夜間に山に行くことがないのと
いい樹液が出る木が近くにないので
当然といえば当然なのですが
シロスジカミキリと並んでこの大きさは
やはり存在感が違う。

そのカミキリにいきなり会えたので
少し感極まっていたのですが、
その後何匹も何匹も飛んでくるので
次第に感動も薄れてしまい、
最後の方には”な~んだまたか”と…
でもやはり一番シャッターを切ってました。

紹介しきれなかったですが
もちろんカブトムシにノコギリクワガタの主役も登場し、
彼らは子供たちが連れ帰り、その他はリリース。
他にも水生昆虫のヒメガムシやカミキリ色々、
ゴミムシの仲間やコガネムシの仲間、
蛾の仲間も数多く、少々撮影が雑になったのが
もったいなかったかな…

おにぎり2個の晩飯で空腹にもならないのは
やはり虫たちの登場がそうさせるのであろう。

ミヤマカミキリはもちろん嬉しかったのだけど、
大型の蛾のシンジュサンとヤママユがいてくれたのが
何か嬉しく、ホッとしました。

誘っていただいたMさん、
主催して下さったCさん、Oさん
ありがとうございました&お世話になりました!

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